今回は、様々な企業で導入が進んでいるIP電話の中でもおすすめの、Cisco IP Phone 7800シリーズを取り上げます。中古でも充実した機能を活用することができる特徴や性能、アナログ電話機からIP電話へ移行するメリットなどについて紹介します。
シリーズの特徴やそれぞれの製品を比較して、オフィスのIP電話導入にお役立てください。

■紹介する製品一覧

製品名 カテゴリ 訴求ポイント
Cisco IP Phone 7800 シリーズ コラボレーション Cisco IP Phone 7800 シリーズを導入し、より多くの回線を活用できる

アナログ電話機からIP電話へ移行したい

近年、IP電話を導入したいという事業者が増えています。理由には、IP電話がアナログ電話機よりも料金が安く設定されている、アナログ電話よりも桁違いの回線を利用できることが挙げられます。

アナログ電話では、ISDN回線であれば1回線で2通話分を補うことが可能です。しかし、IP電話の1つである光回線は最大300回線まで使用でき、利用可能な回線数に大きな差があります。

また、アナログ回線は非常に安定した通話が可能な点は優秀ですが、多くの回線を必要とする企業にとってはコストが膨大です。そのため、ひとつの契約で多くの回線を使うことができるIP電話が主流となってきています。

Cisco IP Phone 7800 シリーズの特徴

IP Phone 7800シリーズ

Cisco IP Phone 7800シリーズは、高品質で機能が充実した音声通信を活用することで、中規模企業から大規模企業までのニーズを満たすために、開発された製品です。
従来のアナログ電話機や、デジタル電話機などを、IPテレフォニーへ移行することを検討している方におすすめです。

ナレッジワーカーや管理スタッフ、マネージャーからコンタクトセンターのエージェントまで、様々なビジネスの場面で使用することができます。

また、PCからのトラフィックをサポートするIEEEスイッチや、最大16個のラインキーを備えたモデルが用意されているなど、使いやすさと機能性を併せ持ったシリーズのIP電話と呼べるでしょう。

■Cisco IP Phone 7800シリーズ 製品特長まとめ

  1. 中規模企業から大規模企業までのビジネスニーズを満たすために開発された製品
  2. IPテレフォニーへ移行することを検討している方におすすめ
  3. 様々なビジネスの場面で使用できる
  4. IEEEスイッチや、最大16個のラインキーを備えたモデルがある

■Cisco IP Phone 7800シリーズ 性能表

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u30a4u30fcu30b5u30cdu30c3u30c8u30b9u30a4u30c3u30c1FE x 2GE x 2FE x 2
u5bf8u6cd5207 X 206 X 28 mm207 X 206 X 28 mm207 X 265 X 28 mm
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製品紹介:CP-7821-K9(IP Phone 7821)

コスト効果も期待でき忠実性に秀でたIP電話であるCP-7821-K9は、ここで紹介する3つの中でも2回線に対応するコンパクトなモデルです。

取り付けられているディスプレイは、3.5インチの大きさで解像度は396×162ピクセルのモノクロ仕様となっています。ポートの種類は、FEが2つでPoEクラスは1、シグナリングプロトコルはSPに対応しているなど、様々な機能が取り付けられた製品です。

また、イーサネットスイッチの7821、7861は同じ10/100BASE-Tで、2つのRJ45ポートを介することでインターネット接続が可能です。
その他の性能については、回線数や画面のバックライトの有無に違いがある程度なので、同じ使用感で活用できます。対応回線数が2つで十分な環境であれば、コスト面からみてもこのモデルがおすすめです。

■CP-7821-K9 製品特長まとめ

  1. コスト効果も期待でき、忠実性に秀でたIP電話
  2. 3.5インチ、解像度は396×162ピクセルの、モノクロ仕様のディスプレイ
  3. CP-7821-K9、CP-7861-K9は同じ10/100BASE-Tで、2つのRJ45ポートを介する
  4. 他2製品と同じ使用感で活用できる

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製品紹介:CP-7841-K9(IP Phone 7841)

人間工学に基づいたデザインと、セキュアな暗号化通信を特徴としている7800シリーズのIP電話電話のひとつです。

ディスプレイの大きさは3.5インチで、解像度の数値については7821と同じ396×162ピクセルとなっていますが、モノクロホワイトバックライトがついているという違いがあります。ポートはこのモデルのみ種類が異なり、ギガビットイーサネットポートが2つとなっているので、その点には注意をしましょう。

また、7841は10/100/1000BASE-Tで2つのRJ-45ポートを介して、イーサネットに接続する仕様です。重量はほぼCP-7821-K9と同じで、4回線に対応することができるため、性能と使いやすさをそのままに強化された製品といえます。PoEについてはクラス1で活用することができ、受電を自由な場所でできる部分はシリーズ共通です。

壁面取付けオプションも付いているので、通路やカフェテリアなど、設置場所が制限されてしまうところでも、置き場所に困るようなことはないでしょう。新品で少し値段が高いと感じた場合は、中古の購入も考えてはいかがでしょうか。

■CP-7841-K9 製品特長まとめ

  1. 人間工学に基づいたデザインと、セキュアな暗号化通信を特徴としている
  2. ディスプレイにモノクロホワイトバックライトがついている
  3. 10/100/1000BASE-Tで2つのRJ-45ポートを介してイーサネットに接続する
  4. 通路やカフェテリアなど、設置場所が制限されてしまうところでも導入しやすい

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製品紹介:CP-7861-K9(IP Phone 7861)

手頃な価格でコスト効率に優れた特徴のある製品で、中規模企業から大企業企業向けに開発されたIP電話です。このモデルはシリーズの中で最大の16回線に対応することが可能です。横幅と重量が少し大きくなりますが、PoEに対応しているためさほど置き場所に困ることはありません。

画面の解像度は396×162 ピクセルで3.5インチの大きさである点は3つの製品の共通点となります。また、モノクロホワイトのバックライトが採用されているところはCP-7841-K9と同じです。10回線を超えるものはCP-7861-K9のみとなっているので、10~14回線が必要な場合はこちらを選ぶことをおすすめします。

イーサネットについてはCP-7821-K9と同じ物が搭載されているので、他製品の間で通信速度が落ちるなどの差はないため、回線数に応じてどちらを購入するのか、選択することが可能です。中古製品としても多く扱われているので、中古での購入を検討してみる価値は十分にあります。

■CP-7861-K9 製品特長まとめ

  1. シリーズの中で最大の16回線に対応
  2. 10回線を超えるものはCP-7861-K9のみ
  3. ディスプレイはCP-7841-K9と同じ
  4. 回線数に応じて購入するのか選択することが可能

CP-7861-K9の中古販売ページはこちら

中小企業から大企業まで中古製品でも活用できるIP電話、Cisco IP Phone 7800 シリーズ

中小企業から大企業受けのIP電話、Cisco IP Phone 7800シリーズについて、最後に知っておきたいポイントを3つにまとめます。

ここがポイント

  • 回線数が2~16まで、それぞれに対応した製品が揃っている
  • PoEクラス1に対応した、置き場所に困らないIP電話
  • 導入しやすい価格が、中古でさらに抑えて導入することができる

回線数が2~16までそれぞれに対応したモデルのものがあるので、会社の規模に合わせて製品を選ぶことができます。また、PoEクラス1に対応しているため、コンセント要らずで、電源を確保することができる点も魅力です。
中古製品を活用すれば、価格をさらに低く抑えて導入することができるようになるため、中古製品を取り扱うアイティプロダクトの活用もおすすめです。