社内ネットワークに対して「通信速度が遅い」「繋がらないことがある」と不満を持ったことはありませんか。そのような場合は、ルータのCPUやメモリの不足が原因かもしれません。

そこでご提案したいルータが「Cisco ISR 1941シリーズ」です。初期状態でもマルチコアCPUと512MBメモリを搭載しております。さらに、メモリは最大2.5GBまで増設できる高性能ルータです。

この記事ではまず、なぜルータのCPUやメモリが足りないと社内ネットワークに影響するのかを説明します。そして、Cisco ISR 1941シリーズをおすすめする理由と、同シリーズの中から中古でも買える機種を紹介します。

■紹介する製品一覧

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ルータのCPUやメモリが少ないデメリット

始めにCPUやメモリの役割について紹介します。また、ルータのCPUやメモリが足りないとなぜ社内ネットワークに影響するのか疑問を持つ人もいるかと思います。実は、社内ネットワークにとってCPUやメモリはとても重要な装置なので、併せて確認していきましょう。

CPUやメモリが少ないと通信速度が遅くなる

CPU(中央演算装置)とは、コンピュータの制御や演算を行っている中枢装置です。そのため、CPUの能力が低い、数が足りないと演算速度は遅くなります。1台の通信端末からの情報であれば、十分に対応できますが複数通信になると処理できなくなり、通信速度が遅くなることもあります。

メモリ(短期記憶装置)とは、CPUが演算処理する情報を一時保管するための記憶装置です。当然、メモリが足りないと一時保管できる情報量が少なくなります。
メモリ不足はCPUが効率的に演算処理できない原因となり、先ほどと同様に通信速度の低下を引き起こすのです。

CiscoルータはCPUやメモリを増設できる

ルータのCPUやメモリが足りずに通信速度が遅いのであれば、CPUやメモリの性能が十分なものに買い替えることをおすすめします。また、CiscoルータのようにCPUやメモリを増設して、後から性能を上げられる製品もあります。

ちなみに、小規模拠点でもルータのCPUやメモリは多いものがおすすめです。十分な性能があれば容量の大きな情報を扱っても通信速度には影響がないため、今後拠点を拡大する際にも買い替える必要はありません。

Cisco ISR 1941 サービス統合型ルータの特徴

ネットワーク配線

社内ネットワークを快適にするには、ルータのCPUやメモリの性能が十分な製品、増設できる製品が良いと説明しました。では、これらの説明を踏まえてなぜ「Cisco ISR 1941シリーズ」がおすすめなのでしょうか。

ルータ以外のサービスも1台で対応

Cisco ISR 1941シリーズは「第2世代サービス統合型ルータ」です。ルータとしての機能はもちろん、スイッチやワイヤレス、セキュリティ、WAN最適化、サービス仮想型など様々なサービスをこれ1台で対応できます。

マルチコアCPUと512MBメモリを搭載

基本仕様として、複数のプロセッサコアを搭載したマルチコアCPU、512MBのメモリを搭載しています。さらに、メモリは最大2.5GBまで増設可能なため、環境に応じてルータの性能を後から高められるのです。

IEEE 802.11n 規格対応ワイヤレス内蔵

Wi-Fi規格のひとつ「IEEE 802.11n」のワイヤレスアクセスポイントを内蔵しています。理論値で600Mbpsの高速通信ができるだけでなく、2Ghzと5Ghzの周波数帯に対応など様々な環境下で安定した通信が可能です。

オプションでPoE対応にアップグレード

Cisco ISR 1941シリーズでは、PoE対応にアップグレードもできます。PoE(Power over Ethernet)とはLANケーブルから給電する技術のことで、コンセントの少ない環境での社内ネットワーク構築に便利です。

製品型番 Cisco IOS 拡張スロット GEポート 高速化 セキュリティ
EHWIC ISM WAAS FW IPS VAN
CISCO1941/K9 IP Base 2 1 2
CISCO1941-SEC/K9 IP Base + SEC 2 1 2
C1941-AX/K9 IP Base + SEC + APP 2 1 2

※EHWICとは、PoEに対応した10/100/1000 ギガビット イーサネットポートのこと。
※ISMとは、ルータ側でサードパーティ製品やカスタムアプリに対応できる機能のこと。
※WAASとは、インターネット上のアプリの最適化や高速化を提供する機能こと。

製品紹介:CISCO1941/K9

拡張スロットとしてEHWICを2スロット、ISMを1スロット搭載しています。「Cisco ISR 1921シリーズ」が512MBまでのメモリなのに対して、CISCO1941/K9を含めた「Cisco ISR 1941シリーズ」はすべて2.5GBまで増設可能です。

また、ワイヤレスモデルではIEEE 802.11nの他に、IEEE 802.11a/b/gなど以前のWi-Fi規格にも対応しています。そのため、パソコンや複合機など通信端末が昔の機種だったとしても問題なく社内ネットワークを構築できます。

■CISCO1941/K9 製品特長まとめ

  1. 拡張スロットにEHWICを2、ISMを1スロット搭載
  2. メモリを最大2.5GBまで増設可能
  3. ワイヤレスモデルはIEEE 802.11a/b/g/nに対応

CISCO1941/K9の中古販売ページはこちら
CISCO1941/K9のレンタルはこちら

製品紹介:CISCO1941-SEC/K9

CISCO1941/K9の機能に加え、ファイアウォール(FW)や不正侵入検知・防御(IPS)、仮想専用回線(VAN)などセキュリティ機能にも対応し、主に外部からのサイバー攻撃対策を強化したルータです。

ちなみに、「Cisco ISR 1941シリーズ」ではすべての機種でマウントラックに対応しています。これは複数のルータを1つに重ねておける棚で、マウントラックがあれば機器や配線をコンパクトに収納できて便利です。

■CISCO1941-SEC/K9 製品特長まとめ

  1. メモリを最大2.5GBまで増設可能
  2. FWやIPS、VANなどセキュリティ機能を強化
  3. マウントラックで複数ルータをコンパクトに収納

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製品紹介:C1941-AX/K9

紹介する3機種の中で唯一「WAAS」に対応している機種です。ウェブアプリケーションやサーバー間などの通信を最適化・高速化できるだけでなく、キャッシュデータにより2回目以降同じ通信をした際にはさらなる高速化が期待できます。

また、C1941-AX/K9は業界トップクラスの機械学習能力を搭載したルータで、暗号化された情報であってもネットワークの可視化により悪意あるパターンを検出でき、様々な脅威からの機密保護対策が可能です。

■C1941-AX/K9 製品特長まとめ

  1. FWやIPS、VANなどセキュリティ機能を強化
  2. WAASに対応し、通信の最適化と高速化が可能
  3. 業界トップクラスの機械学習による高度なセキュリティ対策

ルータの性能比較はCPUとメモリを要チェック!

今回、社内ネットワークの通信速度が遅くなる原因として、ルータのCPUやメモリを挙げました。そして、解決策のひとつにCiscoの小規模拠点向けルータ「Cisco ISR 1941シリーズ」をご紹介しました。

ここがポイント

  • ルータのCPUやメモリが足りないと、社内ネットワーク全体の通信速度が遅くなる
  • Cisco ISR 1941シリーズはマルチコアCPUと最大2.5GBのメモリなので性能は十分
  • CISCO1941-SEC/K9やC1941-AX/K9はさらにセキュリティも強化された安心の機種

ちなみに、紹介した3機種はどれも中古市場で人気です。例えば、国内外の中古ネットワーク機器を取り扱う「アイティープロダクト」では、CISCO1941-SEC/K9を定価332,460円(税別)のところ、中古では68,000円(税別)で販売しています。ご興味のある方は、ぜひ問い合わせてみてください。