社内ネットワークの構築には「中古レンタル」がおすすめです。新品機器で社内ネットワーク構築をすると機器の購入費や管理費などがかかりますが、中古レンタルであれば機器の購入は不要です。レンタル業者のスタッフが管理も請け負ってくれます。
しかし、「中古」と聞くと本当に大丈夫なのか心配になる方もいるでしょう。この記事では、社内ネットワーク構築に中古レンタルをおすすめする理由、中古レンタルの導入事例をご紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。
目次
ネットワーク機器があっても構築は難しい
小規模(1?2人程度)かつインターネットに接続する程度であれば、多少の知識のある方ならネットワーク構築はできます。それこそ社内にインターネット回線が通っているのなら、あとはルーターや有線ケーブルなどの機器を購入してきて設置すればいいだけです。
しかし、小規模でもパソコンや複合機、サーバーなど機器同士を接続、運用するには専門のネットワーク知識が欠かせません。というのも、中途半端な知識でネットワークを構築すると、以下に挙げるようなトラブルにつながるからです。
- 社員が増減したととき柔軟にネットワークを再構築できない
- 接続や設定にミスがあるとネットワークが正常に機能しない
- セキュリティが不十分で不正アクセスの被害に遭ってしまう
- 落雷や停電など予測不能な事態に迅速な復旧作業ができない
ネットワーク構築には機器以上に「人材」の確保が重要なわけですが、ネットワーク構築に関する専門知識や資格を保持するネットワークエンジニアのような人材はそもそも少ないのが現状です。大規模ならまだしも、小規模の企業でネットワークエンジニアの確保は難しいでしょう。
Cisco資格を保有したスタッフが設計や構築をサポート
社内でネットワークエンジニアを確保するのが難しいのであれば、外部から人材を確保する必要があります。
実は、中古レンタルでは必要な機器を安く手に入れられるだけでなく、エンジニアのサポートを受けられる例が多くあります。
レンタルなら試験的な導入ができる
社内ネットワークは日々のビジネスに欠かせない設備であるだけに、機能やスペックにはこだわりたいものです。機器そのものも高価ですから、購入したのに機能やスペックが不十分だったのでは困ります。
その点、レンタルであれば短期間だけ利用することや、気になる設備を試験的に導入することができます。また、試しに使用してみて問題がなければそのまま長期レンタルもできますし、購入を検討することも可能です。
※初心者はまずネットワーク構築の範囲、導入機器などを綿密に検証してみることが大切です。
専門スタッフのサポートを受けられる
「レンタル」と聞くとサポート内容が不十分というイメージがあると思いますが、実は違います。むしろ、レンタルされる機器はレンタル業者の所有物ですから、機器が適切に管理されるようにネットワークの設計から構築、運用まで専門スタッフによるサポートを受けられるサービスが多くあります。
ただし、専門スタッフにも知識や技術に差はあるので、保有するCisco資格で判断すると良いでしょう。
- CCNT:小規模のネットワーク導入に関する知識、技術を認定するエントリー向けの資格
- CCNA:ネットワークの基礎知識を網羅しており、ネットワークエンジニアには必須資格
- CCNP:クラウドやデータセンター、セキュリティなどより専門的な分野に分かれた資格
- CCIE:ネットワークに関する幅広い知識、技術を証明するシスコ技術者認定の最上位資格
※Cisco資格とは、世界最大のネットワーク機器開発会社「Cisco Systems(シスコシステムズ)」が提供するシスコ技術者認定のことで、ネットワークエンジニアとしての知識と技術を証明できる世界共通基準の資格です。
Cisco資格の公式ページはこちら
専門スタッフが持つその他のネットワーク資格
専門スタッフの知識や技術を測る指標として、世界基準のCisco資格はとても分かりやすいです。しかし、ネットワーク構築に関する資格はCisco資格以外にもあり、一概にCisco資格だけで判断できない場合もあります。
例えば、Ciscoと並ぶ世界的ネットワーク開発機器会社「Juniper(ジュニパー)」でも資格認定をしています。
- JNCIA:ネットワークの基礎から中級レベルの知識を証明できる資格
- JNCIS:基礎から中級の知識を実務経験まで踏まえて設計された資格
- JNCIP:高度な知識と技術だけでなくトラブル処理を証明できる資格
- JNCIE:8時間に及ぶ実践的な試験により得られるJuniperの最上位資格
また、他にはネットワークだけでなく情報処理やコンピュータまで網羅した技術者資格「LPIC」もあります。
世界中の様々な企業が開発に参加する「Linux(リナックス)」に関した資格で、世界180か国で実施されていることからCisco資格やJuniper資格とともに世界的に知られるネットワーク資格のひとつです。
Juniper資格の公式ページはこちら
Linux資格の公式ページはこちら
中古ネットワーク機器レンタルの事例紹介
中古レンタルはネットワーク構築にかかる費用を抑えつつ運用の手間も省くことができるため、初心者におすすめの選択肢です。では、具体的にどのような目的、期間で使用されるのか事例をご紹介しましょう。
事例1:某IT系企業
資産保有の回避と節税効果を期待して導入された事例です。
本来、大規模ネットワークを構築した場合、取得資産(購入した機器)を数年に分けて毎年少しずつ資産計上していくのですが、これでは数年間にわたり大部分の購入費が経費として計上できずに残ります。
対して、レンタルにすれば使用料や管理費などは毎月の支払いです。その都度、経費として計上できるため一定の節税効果が期待できるのはもちろん、経費処理にかかる手間を簡略化しやすいメリットがあります。
- レンタル製品:CISCO3900シリーズ、CISCO2960Sシリーズ、DELLサーバー
- レンタル期間:24ヶ月(延長予定)
- レンタル範囲:社内利用
事例2:某メーカー
対象のスイッチ製品の機能やスペックの試験のために導入された事例です。
ネットワーク機器は1度導入すると、費用や工事の面からまず数年間は更新できません。それだけに、ネットワーク構築をする際には、どの機器を導入するのか十分な検証が必要です。
その点、レンタルでは短期間の導入ができることから、検証したいメーカーや機種をまとめて検証できます。CiscoやHP、Dellなど主要なメーカーの機種を検証し、要望に合ったものを正式採用することができます。
- レンタル製品:CISCOスイッチ各種、HPスイッチ各種、DELL(FORCE10)スイッチ各種
- レンタル期間:3ヶ月
- レンタル範囲:検証テスト
ネットワーク構築はレンタルが当たり前の時代に!
この記事では、中古レンタルで社内のネットワーク構築をおすすめする理由や、専門スタッフの知識と技術を測れる専門資格について、さらに中古レンタルでネットワーク構築された事例をご紹介してきました。
- 中古レンタルであれば機器の購入や設置費用を大幅に抑えられる
- 短期導入ができるため、複数のメーカーや機種を試験導入しやすい
- レンタルでも専門資格を保有したスタッフのサポートを受けられる
レンタルでのネットワーク構築を行っている「RENTAL NETWORK(レンタルネットワーク)」には、CCNAやCCNP、JNCIAやJNCIS、LPICなど世界的にも認められた高度なネットワーク関連資格を保有するスタッフが多数在籍しています。
また、豊富な在庫と流通ネットワークにより迅速なネットワーク構築ができますので、初めてネットワーク構築を検討している初心者の方、研修やイベントで短期間だけ導入したい方、複数のメーカーや機種を検証してから本格導入したい方は、ぜひRENTAL NETWORKにご相談ください。