みなさんはスイッチを選ぶ際に、どんなところに注目するでしょうか。性能やメモリなどといった部分は重要な部分となりますが、置き場所を考えずに購入してしまうと、いざ設置する際に困ってしまうことになりかねません。
そこで紹介するのが、教室やホテルの部屋などでも設置しやすいL3コンパクトスイッチCatalyst 3560-CXシリーズです。また、場所ごとに導入するスイッチの種類やコンパクトスイッチのメリット、製品紹介も併せて掲載していきます。
■紹介する製品一覧
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目次
導入する場所ごとに最適なスイッチの種類は異なる
スイッチを導入する際に気を付けなければならない点は、設置する場所が最適かどうか考えなければならないことです。
例えばPoEに対応している機器であれば配線を気にする必要はありませんが、配線が必要になる場合、コンセントの位置やたこ足配線による火災を起こさないように導入していかなければなりません。
また、会議室など静かな環境にスイッチを設置する場合、ファンレスのものを選ぶことで騒音を防ぐことができます。ファンが付いているにも関わらず、あまり掃除しないようなところに置いてしまうと、埃が詰まって不具合の原因となることや火災の危険性もあります。ファンが付いている製品は定期的にたまっている埃や汚れを落とすなど、適切な設置場所とメンテナンスを心掛けましょう。
スイッチ導入の際はコンセントの位置や、配線の状態などに合わせて製品を選ぶことが大切です。
コンパクトスイッチを導入するメリット
Catalyst 3560-CXシリーズはコンパクトスイッチのひとつで、ワイヤリングクローゼットに限定されず必要な機能を拡張することができるタイプの製品です。
ケーブルをこのコンパクトスイッチ一つに統合することで、パソコンやその他周辺機器に必要なケーブルをなくし、配線にかかっていた費用を抑えることができます。また、ファンレス設計になっているため、机の下や間など埃が溜まりやすい場所でも気にせず設置できるでしょう。
場所が固定されてしまうようなスイッチでは実現できない、配置の自由度の高いコンパクトスイッチは、ワークスペースに変革をもたらす商品であるといえるでしょう。
■Catalyst 3560-CX 製品情報まとめ
- ワイヤリングクローゼットに限定されない柔軟な設置場所を実現
- 配線にかかる費用を抑えることができる
- ファンレス設計で、埃が溜まりやすい場所でも設置できる
- ネットワーク環境を整えつつ、ワークスペースの効率化を図れる
製品紹介:WS-C3560CX-8TC-S
Catalyst 3560-CXシリーズのWS-C3560CX-8TC-Sは、ダウンリンクがギガビットイーサネット8つ、アップリンクがギガビットイーサネット2つ、SFP2つに対応したコンパクトスイッチです。
他の3製品と違う部分は、PoEに非対応なところとなります。ダウンリンクとアップリンクの種類が違うものもありますが、Cisco IOSがIP Baseである部分や最大VLAN数が1023などの大きな部分は共通しているので、性能面では大きな違いはありません。ただし、PoE給電に対応していないため、使用範囲は室内の中規模ギガビットアクセスを必要とする環境が最適な商品であるといえます。
シリーズ共通でWeb認証とMACsecに対応しているため、セキュリティに問題なく、ネットワークを活用した業務にあたることができます。
PoE給電が必要な場合は他の3つのモデルであれば対応しているため、そちらを選ぶようにしていきましょう。
■WS-C3560CX-8TC-S 製品情報まとめ
- PoE給電に非対応
- 中規模オフィス向けのスイッチ
- シリーズ共通のセキュリティやサービスが受けられる
- 屋外で使えないだけで、性能に大きな差はない
WS-C3560CX-8TC-Sの中古販売ページはこちら
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製品紹介:WS-C3560CX-8PT-S
Catalyst 3560-CXシリーズのひとつであるWS-C3560CX-8PT-Sは、ダウンリンクがギガビットイーサネット8つのコンパクトスイッチです。
アップリンクについてはこの8PT-Sのみ、ギガビットイーサネット2つに対応した製品となっています。また、他の3つには搭載されていないPoEパススルー機能が付けられているため、一般的な240WのPoE給電だけでなく146Wのパススルーも可能です。給電と受電の両方を行える点が大きな特徴になります。
最大VLAN数や、PoEのポート数(8TC-Sを除く)が8つの部分、Cisco IOSなどは他の商品と共通しています。パススルー機能が付いたことで、より自由に室内に限らず、屋外などでも活用することができる、柔軟性に富んだ商品です。
ファンレス設計も組み込まれているのでシリーズの中でも、どこでも設置できることが特長であるといえるでしょう。ちなみにAC電源においても、このタイプだけ外部に取り付けられています。
■WS-C3560CX-8PT-S 製品情報まとめ
- ギガビットイーサネット(2つ) に対応したアップリンク
- シリーズ共通のダウンリンクとアップリンク数
- 146Wのパススルー機能が備わっている
- AC電源は外付けタイプ
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製品紹介:WS-C3560CX-8PC-S
Catalyst 3560-CXシリーズであるWS-C3560CX-8XPD-Sは、ダウンリンクがギガビットイーサネット8つ、アップリンクが8TC-Sと同じく、ギガビットイーサネットとSFP共に2つずつ搭載されたモデルのコンパクトスイッチです。パススルーには対応していませんが、8つのポートがPoE給電に対応しています。
機能や搭載されている装置についても他の3製品と異なる部分はなく、8TC-S2に給電機能を追加して、設置場所に柔軟性を持たせた商品であるといえるでしょう。Cisco IOSやMACsecなどといったセキュリティ面においても、シリーズ共通のサービスを受けることができます。
4つの中では一番標準的な機能が付いているタイプとなるので、屋内と屋外で使えるシンプルな製品が必要な場合は、8PC-Sの導入を考えてみてはいかがでしょうか。尖った特徴のようなものはありませんが、バランスのとれたスイッチであることに変わりありません。
■WS-C3560CX-8PC-S 製品情報まとめ
- PoE給電に対応で、屋内外で使える
- 8PT-Sを屋外で使える機能を追加したモデル
- 性能のバランスが良い標準型のコンパクトスイッチ
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製品紹介:WS-C3560CX-8XPD-S
Catalyst 3560-CXシリーズのWS-C3560CX-8XPD-Sは、ここで紹介する4つの製品の中で唯一、ダウンリンクにギガビットイーサネット6つとmGig2つが搭載されているタイプです。mGigのポートを実装することで、2.5Gbps/5Gbpsの高速通信に対応することができるようになったスイッチのひとつです。
また、アップリンクについては、8XPD-Sのみギガビットイーサネットには対応していませんが、SFP+またはSFPに対応した商品となっているため、さらに活躍の場を広げたスイッチであるといえるでしょう。さらに、PoE給電(ポート数8)とファンレス設計も採用しているため、室内や屋外でも置く場所を限定されることなく柔軟な対応をとることができます。
その他の性能や、操作性はシリーズ共通の使いやすいシステムとなっていることから、特別に新しい操作方法などを覚える必要はありません。対応できる周波数を増加させると共に、シスコのセキュリティやサービスが受けられるコンパクトスイッチです。
■WS-C3560CX-8XPD-S 製品情報まとめ
- ダウンリンクがGEとmGigの2種類のポートに対応する
- アップリンクはSFP+またはSFPに対応
- 高速通信に対応することができるモデル
- ファンレス設計とPoE給電に対応で、設置場所の自由度が高い
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ファンレス設計とPoE給電に対応で設置場所を選ばない
コンパクトスイッチであるCatalyst 3560-CX シリーズの特徴について、覚えておきたいポイントを3つにまとめます。
- ワイヤレスとファンレスを両立させる、置き場所に困らない設計
- 配線コストを抑え、ワークスペースの効率化を生み出す製品
- ダウンリンクやアップリンクなどに合わせて使い分けできる
Catalyst 3560-CXシリーズはワイヤレスとファンレス設計を両立させることで、置き場所を自由にするだけでなく、配線コストを抑える、メンテナンスの手間を減らすなどワークスペース自体の効率化を生み出すことができます。また、様々な種類のダウンリンクポートやアップリンクポートに合わせたモデルを選択できるようになっています。