アクセスポイントの管理をクラウド化することで、より効率的な業務を行うことができるようになります。そのような環境を整えるために役立つ、Cisco Meraki MRシリーズの特徴や、クラウド化することによるメリットなどについて解説していきます。また、3つの製品についてそれぞれの仕様や用途についても記載しているため、ニーズや会社の環境に合わせて、商品を選ぶ際の参考としてご利用ください。
■紹介する製品一覧
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目次
アクセスポイントの管理をクラウド化して効率化したい
クラウド化していない環境であると、社内に設置したサーバーに、ソフトウェアをインストールして利用・運用していく必要があります。すると、サーバーの維持費や購入費、メンテナンスを行うための知識や技術を持ったスタッフの導入コストなどがかかってしまいます。
また、アクセスポイントの分散配置を余儀なくされるため、各所に専門スタッフを用意したり、ひとつ、ひとつを管理したりしなければならず、効率化とは程遠い結果になってしまうでしょう。つまり、アクセスポイントの管理をクラウド化することで、導入コストや運用コストの抑制、人件費削減を図ることができます。
その上、外部のクラウドサービス業者による強固なセキュリティを活用できる点も、クラウド化の強みといえるでしょう。
Cisco Meraki MRシリーズの特徴
Cisco Meraki MRシリーズは、世界初のエンタープライズクラスの、クラウドマネージメント型WLANアクセスポイントとして開発されました。
より難しいエンタープライズ環境を想定して設計されたもので、MIMOや、チャネル ボンディングなどといった、高度な 802.11ac 、802.11n テクノロジーを使用することで、様々な環境に対応するスループットと、信頼性の高いカバレッジを実現させます。また、クラウド管理は、集中型が採用されており、ネットワーク全体の可視性を持たせた制御や、ファームウェアのアップデートなどをシームレスに管理していくことが可能となるでしょう。
他にも、マルチサイトネットワーク向けのスケーラビリティーや、Wi-Fi性能を常に自動的に最適化する、高性能なRFも搭載されているため、アクセスポイントの設定や最適化を手動で行う必要がないなど、取り扱いやすさと高性能な機能をいくつも備えた製品です。
■Cisco Meraki MRシリーズ 製品特長まとめ
- 世界初のエンタープライズクラスの、クラウドマネージメント型WLANアクセスポイント
- 様々な環境に対応するスループットと、信頼性の高いカバレッジを実現
- クラウド管理は集中型を採用
- ファームウェアのアップデートなどをシームレスに管理
製品紹介:MR18-HW
MR18-HWは大学や企業、医療機関での利用を考えて開発された製品です。無線の仕様は、802.11b/g/n無線×1、802.11a/n無線×1、WIDS/WIPS無線×1、最大600Mbps、2×2 MIMO、ビームフォーミングとなっています。インターフェースは、ギガビットイーサネットポートに対応しているため、高速通信でも不便なく使うことができるでしょう。
電源は802.3af PoE DC電源アダプタが搭載されているため、オフィス移転の際にも手間をかけずに設置場所を変更することができます。取り回しの良さを重要視される方にとっても、使いやすい製品です。その上、物理設計はロープファイル工業デザインのもので、壁や机上、天井に取り付けることができるため設置場所に困ることもありません。
他2製品との違いは、最大600 Mbpsの無線仕様の部分で、一般的な大学や企業などで十分活用できる性能を持っているといえるでしょう。3つの中では、対応規模は小さくなるものの、大まかな部分は同レベルのサービスを提供できます。
■MR18-HW 製品特長まとめ
- 大学や企業、医療機関での利用を考えて開発された製品
- ギガビットイーサネットポートに対応
- 802.3af PoE DC電源アダプタを搭載
- 他2製品との違いは、最大600 Mbpsの無線仕様
製品紹介:MR32-HW
MR32-HWはここで紹介する、3製品の中間の性能を持つ製品です。大容量かつ高密度の大学や企業向けの高性能802.11acとして取り扱われています。無線の仕様は、802.11b/g/n無線×1、802.11a/n/ac無線×1、WIDS/WIPS無線×1、Bluetooth無線×1、最大1.2Gbps、2×2 MIMO、2ストリーム、ビームフォーミングなどです。
Bluetooth無線に対応しているのは、MR32となっているため、より柔軟な環境に対応できる性能を持った製品であるといえるでしょう。インターフェースはギガビットイーサネットポートに対応しています。電源についても、MR18と同じ802.3af PoE DC電源アダプタが搭載されているため、PoE給電が必要となる場所でも問題なく活用できます。
また、省電力機能が搭載され、必要以上の電力を使用することのないように設計されているため、効率性と柔軟性が大きな特徴となるでしょう。
■MR32-HW 製品特長まとめ
- 3製品の中間の性能を持つ製品
- 大容量かつ高密度の大学や企業向けの高性能802.11ac
- Bluetooth無線に対応しているのは、MR32-HWのみ
- 省電力機能が搭載され、必要以上の電力を使用しないように設計されている
製品紹介:MR34-HW
MR34-HWはシリーズの中でも、より大容量で高密度の大学や企業向けに開発された、最高性能を誇る802.11acアクセスポイントです。
無線の仕様は802.11b/g/n無線×1、802.11a/n/ac無線×1、WIDS/WIPS無線×1、3×3 MIMO、3ストリーム、ビームフォーミングとなっており、特に最大1.75Gbpsは3製品の中でも、一番の強みとなります。インターフェースはシリーズ共通で、ギガビットイーサネットに対応しているため、小規模から大規模な環境に合わせて、同じイーサネットの通信を、どのモデルでも実現できます。さらに802.3af PoE DC電源アダプタにも対応しているため、3製品とも置き場所に困るようなことはないでしょう。
他の性能については、Bluetooth以外、MR32と同じ機能が搭載されているので、最大1.2Gbpsの無線仕様では不安だという方は、より大きな容量に対応することができる、MR34-HWの導入を考えてみてはいかがでしょうか。
■MR34-HW 製品特長まとめ
- より大容量で高密度の大学や企業向けに開発された、最高性能を誇る802.11ac
- 最大1.75Gbpsは3製品の中でも、一番の強み
- インターフェースはシリーズ共通で、ギガビットイーサネットに対応
- Bluetooth以外、MR32と同じ機能が搭載
中古製品でも大学や企業、医療機関で使えるCisco Meraki MRシリーズ
アクセスポイントの管理をクラウド化することができるCisco Meraki MRシリーズの、知っておきたいポイントを3つにまとめて紹介します。
- クラウド化することで、アクセスポイントの管理が効率的になる
- 一般的な大学や企業、医療機関から、大容量・高密度まで幅広く対応している
- シリーズすべての製品で、ギガビットイーサネットを利用した通信ができる
Cisco Meraki MRは、シリーズアクセスポイントをクラウド化することで管理を効率的にすると同時に、大学や企業、医療機関などの大容量で高密度なデータを扱う場面に適した製品です。また、すべてのシリーズがギガビットイーサネットに対応しているため、高速通信を実現できます。よりコストを抑えたい方は、アイティプロダクトを利用して中古製品の導入を考えてみてはいかがでしょうか。