中古でも高機能なWS-C2960X-24TD-Lなどの、Cisco Catalyst2960-Xについて、商品説明とその特徴について解説していきます。
旧世代スイッチから、中古の高性能スイッチに移行することで、使えるようになる機能やSFP+規格の概要、メリットについても言及します。新製品でなくても高水準、高機能な製品は数多くあり、うまく活用して自分たちのオフィス環境を向上させてみませんか。

■紹介する製品一覧

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旧世代スイッチから中古の高機能スイッチに移行したい

旧世代の製品を使っていると複数の機器が必要になってしまい、導入時のコストもかさんでしまったという方もいるのではないでしょうか。

Ciscoでは高機能スイッチのひとつである、Catalyst 2960-XのLAN Baseモデルに移行することでFlexStack-Plusの機能を使うことができます。スタック内の各スイッチのコンフィグを設定する必要がなく、最大4台のスイッチを40Gbpsでスタック接続が行えるようになるため、これ1台でオフィス内において必要最低限なネットワーク環境の構築を行えるでしょう。

また、PoE+給電に対応した機種も増えており、給電と充電を同時に行うことができるモデルでは、置き場所に困ることなくコードが散乱していた環境を整理できます。

SFP+規格の概要とメリット

Cisco Catalyst 2960-Xシリーズに搭載されているSFP+とは、1GbE規格で使用されているSFPの10GbE版として開発されました。SFP(1GbE)と混在させて使用することもできるようになっています。

さらに電磁波対策のEMIシールドが装備されていたり、6.9平方センチメートルとXENPAKよりも93%の小型化が実現されたりなど、高機能なトランシーバーであると呼べるでしょう。現在は標準的な10GbEトランシーバーとして幅広く使われています。このトランシーバーを使えばスムーズに10GbE規格に移行することが可能です。

その他のメリットとして、消費電力を1W以下に抑えることができる点も挙げられます。これはエコが叫ばれている現代においても大きな特徴であるといえるのではないでしょうか。

■SFP+情報まとめ

  1. 1GbE規格で使用されているSFPと併用できる
  2. 10GbEに対応できるように強化された規格
  3. 標準的な10GbEトランシーバーとして幅広く使われている
  4. 1W以下に消費する電力を抑えることができる

製品紹介:WS-C2960X-24TD-L

ダウンリンクにギガビットイーサネットポートを搭載した、固定構成型スイッチのひとつです。 ギガビットイーサネットポートはダウンリンクに24、アップリンクにはSFP+が2つ搭載されています。

他2製品との違いとしては、PoEに唯一対応していない点です。その他の性能については最大VLAN数が1024であったり、LAN Baseが搭載されていたりと、大容量な部分は変わらないので、PoE環境が必要とされないオフィスであれば十分に活用することができます。

中古製品としてもSFP+に対応しているということで人気の製品です。SFP+が搭載されている機器を希望される方におすすめの製品であるといえるでしょう。その上、中古製品を活用すればコストを抑えて社内のネットワーク環境の整備に取り掛かることができるため、コストパフォーマンス性にも優れた製品として取り扱うことができます。レンタルや中古での活用をおすすめします。

■WS-C2960X-24TD-L 製品情報まとめ

  1. ギガビットイーサネットポートを搭載した固定構成型スイッチ
  2. PoEに唯一対応していない
  3. 基本性能についてはシリーズ共通
  4. 中古製品としてもSFP+に対応しているということで人気の製品

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製品紹介:WS-C2960X-24PSQ-L

単一の冗長電源システムが搭載された柔軟性が強みの製品です。ダウンリンクにはギガビットイーサネットポートが24、アップリンクにもギガビットイーサネットポートが2つとSFPが2つ設置されています。3製品の中ではSFP+に対応していない製品ですが、アップリンクはギガビットイーサネットとSFP2つに対応することができるため柔軟性は負けていないといえるでしょう。

PoE+にも対応していて、PoEの7.7Wが8つ、15.4Wが6つ、PoE+の30Wが3つ、それぞれ対応しているため 、どのような場所に設置しても給電と充電を行うことができる優れものです。最大VLAN数は1024である部分は3製品共通となっています。

また、このモデルのみファンレス設計となっているので、ファンをふさがないよう設置する必要もなく、より自由な設置が可能です。中古製品でファンレス設計の製品を求めるのであれば、この製品を選択肢に入れてみませんか。

■WS-C2960X-24PSQ-L 製品情報まとめ

  1. 単一の冗長電源システムが搭載された、柔軟性が強みの製品
  2. 3製品の中ではSFP+に対応していない
  3. PoEを活用できる
  4. アップリンクはギガビットイーサネットとSFP2つに対応することができる

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製品紹介:WS-C2960X-24PD-L

最後に紹介するWS-C2960X-24PD-Lは、PoE出力ポートに力を入れている製品のひとつとして開発された固定構成型スイッチです。ダウンリンクはギガビットイーサネットポートが24、SFP+が2つと24TD-Lと同じ仕様になっています。最大VLAN数やWeb認証、LAN Baseが搭載されている点は他2製品と変わりありません。

何よりも目立つ特徴はPoEの7.7 Wが24、15.4Wが24、PoE+の30Wが12と合計で60もの出力ポートに対応している点です。これだけのPoE出力ポート数があれば、大規模ネットワークの環境下であっても多くの製品のワイヤレス化につながり、物理的にかかる費用を大幅に削減することができるでしょう。

高速通信に対応するギガビットイーサネットや、スタック接続が容易になるSFP+が搭載されている中古製品の中でも高性能を誇る商品として取り扱われています。

■WS-C2960X-24PD-L 製品情報まとめ

  1. Poe出力ポートに力を入れている製品
  2. ギガビットイーサネットポートが24、SFP +が2つ搭載される
  3. 最大VLAN数やWeb認証、LAN Baseが搭載されている部分は他2製品と変わりない
  4. コードなどの物理的にかかる費用を大幅に削減することができる

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SFP+とPoE+に対応した柔軟性が特徴の中古製品Catalyst 2960-Xシリーズ

Catalyst 2960-X シリーズの覚えておきたいポイントを最後に3つにまとめて紹介します。

ここがポイント

  • 旧世代スイッチからSFP+に対応した高性能スイッチに移行することができる
  • 最大VLAN数1024を誇る大容量が売り
  • 大規模ネットワーク構築にも活用できる性能と柔軟性を持った製品

このシリーズはSFP+に対応していなかった旧世代の製品から移行が推奨されているシリーズで、最大VLAN1024と大規模なネットワーク構築にも役立つでしょう。また、PoE+に対応している製品から、SFPのみが搭載されているモデルまで、様々な用途に合わせることができる製品が揃っています。中古製品の導入は、多くの製品を扱うアイティープロダクトがおすすめです。