中古の製品をうまく活用できれば、コストを抑えつつネットワーク環境の維持や向上が可能です。この記事では、中古でも十分な性能を持ち、小規模から大規模拠点でのネットワークを整えることができるルータISR 2900シリーズの特徴や、拡張スロットなどの詳しい情報をまとめて解説していきます。
■紹介する製品一覧
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目次
【拡張性が高く中古でも安心】ISR 2900 シリーズの特徴
中古ルータの場合、最新機種よりも型落ちの機種が扱われることが多くなるため、性能不足が不安材料になりがちです。
しかし、ギガビットイーサネットに対応しているタイプの機器は、まだまだ現役で使える性能を持っています。例えば、セキュリティからスイッチングやワイヤレス、ルーティングにコミュニケーション、WAN最適化ならびにサービス仮想化といった機能が挙げられます。
また、大容量メモリとマルチコアCPUが搭載されているので、容量に困ることなく小規模から大規模ネットワーク構築に貢献します。他にも、Cisco IOSユニバーサルイメージが搭載されていて、IP Baseだけのモデルと、SECとAPPが追加されているモデルがあるので、状況に合わせてモデルを選ぶことが可能です。
ISR 2900 シリーズが搭載する拡張スロットについて
このシリーズは、1台で様々なネットワークサービスを活用できるようにすべく、EHWICとISM、SM、PVDMなど最大で4タイプの拡張スロットに対応しています。より柔軟なネットワークを構築したい時は4つすべてが搭載されている機器を選ぶようにしましょう。
スロットやCisco IOSのように、たとえ同じシリーズであっても共通していない部分もあるので、選ぶ際はご注意ください。ISR 2900 シリーズはサポート期間が終了しており、中古製品となりますが現行製品にも引けを取らない柔軟性はこの製品の強みです。
製品紹介:CISCO2901/K9
小規模オフィス環境内で高度なセキュリティ性のあるデータや、ビデオや音声などのアプリケーションサービスを実現するために開発された、ブランチでボーダーレスネットワークを構築できる製品のひとつです。
拡張スロット数は、EHWICが4、ISMは1、PVDMが2となっており、SMに対応していない点にはご注意ください。また、ギガビットイーサネットポート数も一番少ない2つとなっています。他3つの製品と比べると柔軟性に欠けますが、小規模なオフィスであれば十分に機能させることができるでしょう。
簡単に言えば、性能はそのままに拡張スロットとギガビットイーサネットポート数を小さく抑えた、小規模オフィス用に特化したモデルとなります。また、セキュリティに関しては4つの製品で共通しているライセンスがあり、中古購入やレンタルを考えるのであれば、セキュリティ構築に第三者保守の利用がおすすめです。
■CISCO2901/K9 製品情報まとめ
- ブランチでボーダーレスネットワークを構築できる製品
- 4製品の中でひとつだけSMに対応していない
- 小規模なオフィスであれば十分に機能させられる
- より小規模に特化したモデル
CISCO2901/K9の中古販売ページはこちら
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製品紹介:CISCO2911/K9
このモデルは拡張スロットへSMがひとつ追加され、ポート数も増加したモデルです。そのため対応できる幅が広がり柔軟性のある、小規模オフィスに適した製品であるといえるでしょう。
また、拡張モジュールがあればポートの種類を増やすこともできるので、会社の環境変化に対応させることも可能です。Cisco IOSについては、IP Baseのみが搭載されています。
他の製品との違いとしては、スロット数とポート数の違いが挙げられます。性能に大きな違いはないので、オフィスで使う際に容量の問題がない場合は導入を考えてみてはいかがでしょうか。中古製品として多く扱われているので、会社のボーダレス化を図るアイテムとしても役立ちます。
■CISCO2911/K9 製品情報まとめ
- 拡張スロットにSMがひとつ追加され、ポート数も増加したモデル
- より柔軟性を持った小規模オフィスに適した製品
- 拡張モジュールがあればポートの種類を増やせる
- 会社のボーダレス化を図るなどのアイテムとしても役立つ
CISCO2911/K9の中古販売ページはこちら
CISCO2911/K9のレンタルはこちら
製品紹介:CISCO2921/K9
小規模オフィス向けのサービス統合型ルータモデルの中でもより多くのケースに対応できるように、ポート数と拡張スロット数が強化された製品です。
ポート数の内訳はギガビットイーサネットが4つで、拡張スロットはEHWICが4、ISMは1、SMも1、PVDMが3つになっています。CISCO2911/K9よりもさらにポートの数と、拡張スロットのPVDMの数が多く設定されているので、オフィスの規模に合わせてより大きく強化することができるようになるでしょう。
また、PoE給電にも対応しているので、設置場所が限定されません。それらの機能によって、大容量を確保しながら様々な環境に対応できるルータです。サポートが終了しているため中古製品での取り扱いとなりますが、第三者保守を利用するなど環境を整えれば、最新機器を買うよりも全体的なコストを下げつつネットワークを維持または強化することが簡単にできます。
■CISCO2921/K9 製品情報まとめ
- 2911/K9よりもポートの数と、拡張スロットのPVDMの数が多く設定されている
- オフィスの規模に合わせて、より大きな強化をすることができるようになる
- PoE給電にも対応し、設置場所を強制されない
- 環境を整えば、最新のものを買うよりも全体的なコストを下げられる
CISCO2921/K9の中古販売ページはこちら
CISCO2921/K9のレンタルはこちら
製品紹介:CISCO2951/K9
オフィスを高速通信に対応させる、高いセキュリティを実現させるといった、シリーズ共通の性能はもちろんのこと小規模だけでなく大規模なネットワークでも対応できるように開発されたモデルです。中でも拡張スロットが同シリーズで最大の仕様となっており、 EHWICが4、ISMは1、SMが2、PVDMが3つのあわせて10個搭載されています。
ポート数に関してはCISCO2921/K9と同じ数となっており、使い勝手もさほど変わらないので、柔軟性のある製品を求めるのであればこのモデルがおすすめです。
サポートが終了した中古製品の中でも、様々なポートへの対応能力や拡張を行うことができる製品は多くありません。中古ルータをお考えの際はこのモデルの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
■CISCO2951/K9 製品情報まとめ
- 小規模だけでなく大規模なネットワークでも対応できるように開発されたモデル
- 拡張スロットが、最大の10個搭載されている
- 容量を増やしたり、より高速な通信に対応できるようにしたりできる
- 柔軟性のある製品を求めるのであれば、このモデルがおすすめ
CISCO2951/K9の中古販売ページはこちら
CISCO2951/K9のレンタルはこちら
販売とサポートが終わっていても性能はピカイチの中古ルータ
社内ネットワークの向上や、維持を中古でも行うことができる性能を持ったISR 2900シリーズの覚えておきたいポイントを紹介します。
- 小規模から大規模までのネットワークに幅広く対応できる
- 豊富な拡張スロットの数で、環境に合わせて機能を追加できる
- 第三者保守を使えば、サポートが終了していても使い続けられる
中古で販売されている製品の中では、小規模から大規模のネットワークに対応すべく、拡張スロットが多く使えるように設計されているため、様々な環境に合わせられます。また、製品自体の販売とサポートは終了していますが、第三者保守によりセキュリティ面をカバーできるので大容量をそのまま活かすことができます。もしオフィスへの導入を考えるのであれば、中古製品を多く扱うアイティプロダクトの利用がおすすめです。