皆さんはスイッチングハブを選ぶ際、どのような点を重視していますか。ポート数はもちろんのこと、機能性や管理のしやすさなど人によって様々だと思います。この記事では場所を問わず設置することのできる扱いやすさに注目したスイッチングハブを紹介します。

その商品こそがCisco Catalyst 2960-Lシリーズです。ほとんどがファンレス設計となっているため、 埃が溜まりやすい部屋の角や戸棚、机の隙間などの場所でも、設置できる扱いやすい商品といえます。

■紹介する製品一覧

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Cisco Catalyst 2960-L u30b7u30eau30fcu30bau30b9u30a4u30c3u30c1u30d5u30a1u30f3u30ecu30b9u8a2du8a08u3067u8a2du7f6eu5834u6240u3092u81eau7531u306b

ファンがあると配置場所が限定され、メンテナンスも手間がかかる

catalyst2960LSeries

スイッチングハブであるCatalyst 2960-Lシリーズは、8ポートモデルから48ポートモデルまで一部を除き、ファンレス設計が取り入れられています。

従来のコマンドラインインターフェイスとしてだけでなく、日本語にも対応しているため、ウェブブラウザベースの設定ユーティリティを使用し簡単に管理や導入ができます。その上、ファンを取り除いたことで、机の隙間や、音で敬遠されがちな会議室や教室など、設置できる場所が増えました。

また、ファンのゴミ詰まりなどを気にする必要がなく、メンテナンスにおいても手間のかからない商品となっています。その上、無停止型PoEが組み込まれているため、スイッチが新しいソフトウェアイメージを起動中の場合でも、PoE給電を持続することができます。 そのためIP Phoneやカメラ、アクセスポイントなどの電源が付いたままとなり、時間を短縮することでネットワークの可用性の向上が望めるでしょう。

製品紹介:Catalyst 2960-L(8ポートモデル)

Catalyst 2960-Lシリーズの8ポートモデルには、WS-C2960L-8PS-JPとWS-C2960L-8TS-JPの2つがあります。

WS-C2960L-8PS-JPに搭載されているPoEがWS-C2960L-8TS-JPには搭載されていません。つまり、WS-C2960L-8PS-JPについては、通信するLANケーブルのみで電力の供給ができるため、屋外や天井等の電源供給がしづらい場所でも設置することができます。

とはいえ、それ以外の点には性能的に差がないため、スイッチングハブを屋内のみで使うのか、屋外でも使うのかによって使い分けるという認識でも、問題はありません。
どちらもファンレス設計となっているので、置き場所に困らないシリーズ特有の特徴は健在です。重量や大きさにおいてもさほど差はないので、扱いやすさの面を気にする必要はないでしょう。
様々な場所で使いたいならWS-C2960L-8PS-JPを、屋内の特定の場所で使いたいのであればWS-C2960L-8TS-JPをおすすめします。

■WS-C2960L-8PS-JPとWS-C2960L-8TS-JP 製品特徴まとめ

  1. 屋内、屋外で使い分けることができる
  2. ファンレス設計で、設置場所に困らない
  3. 重量や大きさにほとんど違いはない
  4. 扱いやすさが重視されたモデル

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製品紹介:Catalyst 2960-L(16ポートモデル)

Catalyst 2960-Lシリーズの16ポートモデルには、Catalyst 2960-LWS-C2960L-16PS-JPとWS-C2960L-16TS-JPがあります。

8ポートモデル同様、PoE が搭載されているか搭載されていないかという違いが存在します。 PoE が搭載されている方はCatalyst 2960-LWS-C2960L-16PS-JPとなり、WS-C2960L-16TS-JPの方には搭載されていません。
また、2960-LWS-C2960L-16PS-JPのPoEを利用する場合は、120ワットに対応しています。16ポートモデルにおいては、どちらもファンレス設定が適用されているため、その点を心配する必要はありません。

ネットワーク管理や、ネットワークセキュリティにおいても全く同じ性能となるため、屋外か屋内の使い回しの部分を考えて、どちらを選ぶか判断することができます。その上、BluetoothとUSB両方に対応している点も、シリーズを通じての特徴です。

■WS-C2960L-16PS-JPとWS-C2960L-16TS-JP 製品特徴まとめ

  1. ファンレス設計と屋外、屋内の使い分け機能
  2. BluetoothとUSB両方に対応で、ワイヤレスも実現できる
  3. ネットワーク管理や、ネットワークセキュリティの面で差はない
  4. PS-JPのPoEは120Wに対応

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製品紹介:Catalyst 2960-L(24ポートモデル)

Catalyst 2960-Lシリーズの24ポートモデルには、WS-C2960L-24PS-JPとWS-C2960L-24TS-JPの2つがあります。

基本的な性能面で2つの間に大きな違いはありませんが、WS-C2960L-24PS-JPの方にのみPoEが搭載されています。つまり8ポートモデルから24ポートモデルでは、PS-JPと表記されている方がPoE対応、PS-JPと表記されている方がPoE非対応という点のみで、他のポイントについては変わりありません。

24ポートと数が多くなるため、ファンレス設定について対応できるのか疑問に思われる方もいるかもしれませんが、24ポートモデルにおいても、両方にファンレス設定が取り込まれています。他製品では、ファンが3つ以上になることもあるので、騒音やゴミの巻き込みなどについては、Catalyst 2960-Lシリーズはしっかりと対策が採られた商品といえるでしょう。
24ポートモデルの場合でも、PoEがあるかないかのみで選べるという点は、機械が苦手だという方にとっても、判断しやすい材料なのではないでしょうか。

■WS-C2960L-24PS-JPとWS-C2960L-24TS-JP 製品特徴まとめ

  1. ファンレス設計で置き場所に困らない
  2. 違いはPoE対応の有無のみ
  3. 24ポートモデルまではPoEの違いのみで、大きな性能差はない
  4. 機械が苦手な人も選びやすく扱いやすい

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製品紹介:Catalyst 2960-L(48ポートモデル)

Catalyst 2960-Lシリーズの48ポートモデルには、WS-C2960L-48PS-JPとWS-C2960L-48TS-JPが存在します。

両方の違いは他シリーズと同様のPoEがあるかないかという点だけではありません。48ポートモデルのみにおいては、ファンの有り無しという点にも違いがあります。ファンが搭載されPoEに対応している製品がWS-C2960L-48PS-JPとなります。WS-C2960L-48TS-JPにはどちらも付いていません。

48ポートに対応しつつ、PoEを導入するためには必要電力も大きくなるため、ファンが必要不可欠となったのでしょう。とはいえ、ファンとPoEが搭載されている部分が違うだけで、シリーズ共通の性能となっていて、サービス内容に大きな差はありません。また、どちらもラックマウントに適した形となっているので、電子機器収納専用ラックがあれば置き場所に困ることもないでしょう。

■WS-C2960L-48PS-JPとWS-C2960L-48TS-JP 製品特徴まとめ

  1. 48PS-Jのみ、ファンが付いている
  2. シリーズ共通のサービスが受けられる
  3. PoEだけでなく、ファンの有無も判断材料
  4. ラクマウントタイプで電子機器専用ラックが利用できる

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Catalyst 2960-LシリーズはPoEに対応しているかいないかで使い分け

Catalyst 2960-Lシリーズの8ポートモデルから48ポートモデルまでの商品を紹介しました。 最後に、紹介してきた中でポイントとなる点を解説します。

ここがポイント

  • Catalyst 2960-Lシリーズは48PS-JPを除き、ファンレス設計となっている
  • ファンレス設計とPoEの使い分けで、場所を選ばず設置することができる
  • モデルごとの違いは、PoEの有り無しで判断することができる

Catalyst 2960-Lシリーズは、ファンが付いていることで発生するトラブルや、設置する場所が限定されるというデメリットの部分を解消することができる、スイッチングハブのひとつです。その上で、モデルごとにPoEの有無のみで使い分けができ、購入を判断できる使いやすさこそが大きな特徴となるでしょう。